栃木フォスタリングセンターとは TOCHIGI FOSTERING CENTER
子どもたちに、
あたたかな家庭環境を
虐待、貧困、親の疾病等で家庭から離れて暮らすことを余儀なくされた子どもを要保護児童といい、こうした子どもたちを保護者に代わって社会的に養育する仕組みを社会的養護といいます。 社会的養護は、乳児院や児童養護施設などで養育を受ける施設養護と、里親など家庭と同様の環境で養育を受ける家庭養護の2つに大きく分けられます。里親制度は、社会的養護を必要とする子どもたちのための制度であり、里親は、そうした子どもを温かい愛情と正しい理解を持って自らの家庭に迎え入れ、その成長をサポートし、養育するという役割を担います。
「家庭生活は、最高にして、最も美しい文明の所産である。児童は、緊急にしてやむを得ないニーズを除いては、家庭から引き離されてはならない」 これは、1909年に子どもの福祉のために世界で初めて開催された会議、いわゆるホワイトハウス会議の声明です。この声明を原点に20世紀以降の子どもの養育は家庭で行われることが原則となり、世界的に見てみると、欧米諸国を中心に、要保護児童の大半は里親家庭で暮らしています。しかし、日本では、様々な事情もあり、要保護児童のうち里親家庭で生活する子どもは約2割にとどまっています。
安全で安心できる家庭環境の中で生きていくこと。それは、子どもたちに保障された権利です。 栃木県では、里親等への委託をより一層推進する目標を掲げており、栃木フォスタリングセンターは、その目標の達成に向け、里親の方々への様々な支援を実施しています。
栃木フォスタリングセンター(TFC)の役割
当センターは、ひとりでも多くの子どもたちが、
家庭のぬくもりを感じながら望ましい環境で安心して生活できるよう、
里親養育に関する包括的な支援を行っています。
里親制度の普及啓発
里親制度に関する社会的理解を促進するための各種広報活動を行います。
里親のリクルート
里親制度に関する説明会や交流会等を開催します。また、里親登録を希望する方からの個別相談にも対応します。
研修・トレーニング
登録に必要な研修に加えて、初めて子どもを養育する方に向けた研修や、養育力を高めるためのトレーニング等を実施します。
研修の詳細はこちら
養育への支援
実際に養育を開始した後も、相談対応や家庭訪問等、里親に寄り添った様々な支援を行います。
センター概要
栃木フォスタリングセンター
実施主体 | (一社)とちぎ家庭養育推進協議会 |
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実施体制 | 里親リクルーター、里親トレーナー、里親等支援相談員の専任職員を配置する他、 関係機関と連携して業務を行っています。 |
住所 | 〒320-0065 栃木県宇都宮市駒生町1837-3 |
開所日 | 火曜日〜土曜日 |
開所時間 | 9:00〜17:00 |
定休日 | 日曜日、月曜日、祝日、年末年始 |
アクセス | 関東バス「中丸・大谷」行き、山崎街道入り口バス停より徒歩5分 ※駐車場をご用意していますので、自家用車での来所も可能です。 |
TEL | 028-612-6970 |
FAX | 028-612-6971 |
里親制度に関するご質問・ご相談など、お気軽にご連絡ください。
メールの場合は、こちらのお問い合わせフォームからお問い合わせください。
里親制度に関するご相談については、お住まいの
地域を管轄する児童相談所などでも受け付けています。
栃木県相談機関一覧
- 栃木県中央児童相談所 028-665-7830
- 栃木県県南児童相談所 0282-24-6121
- 栃木県県北児童相談所 0287-36-1058
- 栃木県保健福祉部 こども政策課 028-623-3067