ちょっと聞かせて👂
今だから話せるあの頃は…
里親さんのリアルな声をお届けします(^^)/
今回は複数養育経験のあるベテランの里親さんに、養育中の印象深いエピソードを聞きました💡
『思春期の女の子を養育していた時、子どもがある日イライラして3段の衣装ケースを割ってしまいました。分かってはいたのですが、自分で壊したものだからと思い、ずっとそのままにしておきました。その子は家を飛び出してしまうこともありました。帰ってくることを信じて待っていると、必ず帰ってきてくれました。
自立のため出て行く時に「何で衣装ケース買い替えてくれなかったの?」と。私は自分で壊したんでしょと言いながらも、子どもが自立して行った後も衣装ケースは思い出として残していました。そして子どもが帰ってきた時に、こんなこともあったねと笑い合っています。思春期の子、中々言葉では言わないですが、メールや手紙でごめんね、など気持ちを伝えてくれるんです。(ましこさん)』
『小さいころから預かった子はフラッシュバックがあったり、自分で目に砂を入れてしまったり、びっくりするようなことをたくさんしました。私たちにとっては初めてのことだったので、専門書を読んだり、人に聞いたりして勉強しました。注意したくなるようなことも怒らずに受け止めてあげることを心がけました。そうしているうちに小学4年生くらいになるとやっとおさまってきました。とても時間がかかりましたが、そのやりとりがあって家族になれたんだなぁと思います。
もう社会人になり立派な大人になりましたが、最近こんなことを聞かれました。「お母さん、僕のこと好き?」私は今でも多くの子どもをお預かりしています。他の子に嫉妬したのかなぁと思いながら、「大好きだよ」と答えました。(やまださん)』
ご協力いただきましたみなさま、ありがとうございました!
今回、印象に残っているエピソードはありますか?とお聞きしたところ、みなさん、大変だったことはいっぱいありすぎると口をそろえて言っていました。ですが話しているお顔は笑っていて、自立したあともずっと関わっていることが子どもにとってどんなに支えになっているかと思うと、里親さんの想いに感服します。
こんなエピソードもいただきました😊
『里子が産んだ子どもが、孫のようで可愛いのです。事情があってしばらく我が家で預かっていた時、その子が保育園に行き渋りました。夫が車にディズニーのキャラクター人形を乗せ、その人形が話しかけているように、しかもキャラクターの声をまねて保育園に誘うと喜んで行くのです。そんなことをする日々が続き、やがてその子は家に戻りました。
ある日のこと、その子から久しぶりに電話が来て夫と話していました。夫がその時のことを思い出して、「みんなに替わるね」と言ってキャラクターの声をまね「やぁ元気だったかい?」と話しかけると、その子が喜んだので、夫は調子に乗っていくつものキャラクターに声を変えて話しました。ドナルド、グーフィー、プルートそしてミッキーの声真似で話しかけた時、その子が驚いたように言いました。「えっ?ミッキーはここにいるよ…」その子が家に帰る時に、ミッキーの人形をもっていったことを夫は忘れていました。そして、あわてて甲高い声で「ミ、ミッキーの真似をしたミニーよ!」と言っていました。(はたけやまさん)』
保育園の行き渋りなど、ここでグズっちゃうか~😓ってことが多々あると思います。そんな時に先輩エピソードを参考に切り抜けられたらいいですね🍀
TFCは里親さんの養育を応援していますが、ベテラン里親さん達も次の世代の里親さんを応援しています📣困った時は遠慮なく聞いてみましょう!目からウロコなアドバイスがあるかもしれません☆彡